高次脳機能障害とは
高次脳機能障害は、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血など、脳卒中で脳の一部が損傷された場合におこる障害のことをいいます。手足のまひなど運動障害がおきることもありますが、それらは含まれません。高次脳機能障害は、より高次な脳の制御機能に問題がおこる場合をいいます。脳は部位によって、記憶をつかさどる部位、注意力をつかさどる部位、といったようにそれぞれ役割が分かれています。脳が損傷されると、その損傷を受けた部位の機能に、支障が起こります。また、脳のネットワークをつかさどる部位が損傷されることで、高次脳機能障害がおこることもあります。
高次脳機能障害の症状
高次脳機能障害の症状はさまざまですが、記憶力の低下注意力の低下会話ができないなどが代表的です。障害のせいで、ボーッとしたり、忘れっぽくなったり、怒りっぽくなったりしていても、性格のせいだと誤解されて、人間関係がうまくいかなくなり、社会生活に支障が生じることも少なくありません。もっとも多いのは記憶障害です。なかでも、新しいことが覚えられない、物を置いた場所を忘れるなど、短期的な記憶機能が失われることが多いという特徴があります。また、集中できない注意障害や、計画を立て実行することのできない遂行機能障害も多く、これらが重複していることも多くあります。
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